
Q. オランダで出産することに決めましたが、日本とはどう違いますか?①(妊娠編)
こんにちは!
助産師のかなこです☆
海外での出産。日本と違うところがあり、戸惑うこともたくさんありますよね。同じヨーロッパでも国が違えば全く異なりますしね。
今回は、オランダでの妊娠、出産について私の経験も交えてご紹介していきたいと思います。
まずは妊婦検診などの妊娠中について。
日本では検査薬で陽性が出れば、週数に関わらず病院に行きますよね。でも、オランダでは、妊娠9-10週くらいまでは受診できません。陽性がでて妊娠していると分かっても、本当にちゃんと赤ちゃんがいるのか、何人いるのか、子宮外妊娠ではないかなどは数週間わからないんです。
もしその間に出血などがあればもちろん受診はできますが、そうでなければ、そわそわしながら待つことになります。その間に流産などがあっても、それは医療ではどうすることもできない自然の流れだから。という考えなんですね。
そして、10週くらいに受診をし、初めて赤ちゃんがいるのか、心拍があるのかわかります。
その受診先は、基本的には助産師がいる助産師クリニックのような場所です。もともと持病があったり、前回出産の形によっては最初から病院の場合もあります。
その後は、経過が順調な妊婦さんは、20週頃に技師さんによる精密な超音波検査を病院で。そして35週くらいにもう一度超音波で終わりです。全部で3回!なんですね。もちろん、希望すればしてもらえますが、基本は3回です。
内診に関しては、予定日が過ぎて陣痛が来なかったときにはじめてされました。予定日が過ぎてない方は、陣痛が来てはじめてされる方もいます。
健診の内容は、基本は血圧、心音確認。以上!!です。週数によって採血はありますが、尿検査もないし、体重測定もないです。
「こんにちは~どう?調子は?」
血圧測定。
「何か質問ある?」←なかったら「OK~じゃあ心音ね」
心音聞く。
「wonderful! excellent! beautiful!」と何かしら褒めてくれる。
「じゃ、またね!」
以上!なんです!
日本で色々ある指導もないし、あれはダメ、これはダメ、こんなふうに過ごしてね。とか言われることも聞かない限りほとんどないです。
明日は出産編です☆
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